PCの音を良くする方法

PCで音を鳴らす目的は、人それぞれですが、

  1. 警告音を聞く
  2. なんとなく聞いている
  3. それなりに聞いている
に分けられると思います。

I.の人は論外ですが、II.の一部の人やIII.の人は、音を良くする為に、サウンドカードを追加したり、スピーカーを交換したりしていると思います。
実は、あまり知られていない方法に「アースを取る」方法があります。
(最近はアースを取るとは言わないそうです。・・・どう表現するんだろう?アースを設ける?)

MagicEyeではサラリーマン時代の経験(感電や装置の不具合・・等々)から、PCやハブ、ルータのアースは取るようにしています。
仕事場が台所に近いので、台所のコンセントを3Pに交換して3Pのケーブルで5mほど引っ張ってきています。
しかし、これが以外に音にも影響していることが分かりました。


図1.実験したブロック図
本当はD級アンプの実験だった・・
図1の構成で、アースを開放すると、スピーカーからハム音が出ました(但しすごく小さいので、アンプのゲインを最大にしてやっと聞こえる程度)。
アースを接続すると、まったく聞こえなくなりました。
つまりノイズの点で有利になるわけですね。

オーディオフリークの方々の間ではアースを取る(またはACプラグの極性を合わせる)のは当たり前らしいですが、パソコンの場合ほとんどスイッチング電源なので、 極性を合わせる方法を取るのは難しいですし、やはりアースを取るほうが簡単ですね。

アースの効果は定量的には解析していませんが、感性の人でなくても実感できると思います。

集合住宅の人だと、私みたいに台所からアース線を引っ張って来れますし、1戸建ての人でもホームセンターで売られているアース棒とアース線を買って 自分で処理できます。
アース棒(500円くらい)とアース線(10mで500円くらい)あわせても1000円程度なので、サウンドカードやスピーカーを交換する事を考えれば、 安い出費だと思います。

但し、アース工事はあくまでも自己責任です。(本来は電気工事士)
アースを取っても音が良くならなかった、等の苦情は受け付けませんので悪しからず・・。