LED照明その2

レストア?

かなり前(20年以上前?)に買ったクリップライトですが、まだ現役で使っています。
これに使われるランプがリフレクター球(25W)ですが、なぜか1年程で切れるし、発熱は多いし、で、これもLED化することにしました。


図1.愛着のあるクリップライト

実家の宮ランプをLED化した後なので、ちょっと凝らして輝度調整も追加します。
LEDの数は、シェード口径ぎりぎりの基板を作成し、それに載るだけのLED数とします。


図2.製作した基板


図3.LEDを載せたところ

基板の表面が銀色に光っていますが、リフレクターを兼ねて銀色のペイントマーカーで塗りました。(絶縁性は大丈夫か?)
LEDは結局41個載りました。VF=3.1Vとすると、3.1(V)*41=127(V)となり、AC100Vの整流後電圧140V以下なのでちょうどいい数です。
ただ、電流制限回路のドロップダウン電圧が13V以下しか取れなくなるのでちょっときついかも知れません。


図4.回路図

回路の説明は不要だと思いますが、キモはQ1、Q2の定電流回路です。今回は輝度(電流)を変更するためにQ2のバイアスをVRで調整しています。
ただ、Q1のベースバイアス抵抗R6はマイナス側へ接続する方が安定した定電流を得られるのですが、A1015の耐圧が50Vしか無いため、安全を見てLED側へ接続しています。その為、定電流+ベース電流となってしまいました。
このような接続方法だと、Q1のhFEは高めのを選択して、R6をもっと大きくした方がいいのかも知れません。
設計上は2~20mAにしましたが、実測は3~16mAになってしまいました。


図5.実験風景


図6.組み込み前(FUSE追加しました)


図7.完成

ディフューザー製作

とにかく指向性が強いので、正面でしか本が読めません。
そこでディフューザー(拡散板)を製作する事にしました。(LED拡散テスト参照)
色々探して試した結果、減衰率が小さく拡散率が高そうと言うことで、結局アクリサンデーのダイヤ模様アクリル板を使うことにしました。


図8.アクリサンデーのダイヤ模様アクリル板

φ60で円形に加工します。
さすがアクリル。円形の加工が大変です。(硬い)


図9.円形に加工(赤く見えるのはマーカーです)

装着してみました


図10.ディフューザーなし


図11.ディフューザーあり

ダイヤ模様に拡散されているのがわかります。